まみ めも

つむじまがりといわれます

ゼロ・グラビティ

雨が一日中降っている。午後はフーちゃんをおぶって常備菜を作る。買い物に出られないので、ありもので、さつまいものバター焼き、人参しりしり、セロリとレーズンのバルサミコサラダを作った。台所に立ちながらYouTubeサニーデイ・サービス「雨の土曜日」をきく。雨降りの土曜日が少しだけ好きな理由。そのあとでラジオをつけたら、シャーデーが流れた。シャーデーの声で知らない歌。"When Am I Going to Make a Living"という歌だった。雨なのでラジオから流れる音がザーザーいって、ラジオの中でも雨が降っている。シャーデーの声は音の雨降りぐらいではちっとも損なわれない。

ツ。

地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

週末の活動範囲が半径5キロメートル以内の人間には信じられないスケールのお話。サンドラ・ブロックの顔はわたしにはフィットしないようで、最後まではじめて見るような顔の気がした。途中で似たような人に入れ替わっても気づかないと思う。基本的に人の顔は初見では覚えられないのだけれど、覚えられない顔と覚えられる顔がある、その違いはなんなのか、よくわからない。ジョージ・クルーニーの顔は映画の間はきちんと定着していたが、今はもう思い浮かべられない。