まみ めも

つむじまがりといわれます

ビーザスといたずらラモーナ

二日酔いをかましてからうっすらと胃の調子がわるいのは、どうも花粉症のようだ。去年も似たようなことをいっている。ここ数年で胃が弱くなったのは、ひょっとして胃の中にぽっちりと芽生えたポリープがやけ食いやけ飲みにブレーキをかけているのかもしれない。お医者は、胃の粘膜はポリープがあろうが抜群の状態と太鼓判をくれたけれども、何十枚も重ねた布団の下にあるえんどう豆に気がついたお姫様がおるように、胃の中のちいさなちいさなポリープに気がついてしまう繊細なおばさんもいるのだ。そしてさらにミクロな花粉で春先はゾンビとなる。

ビーザスといたずらラモーナ 改訂新版 (ゆかいなヘンリーくん 4)

ビーザスといたずらラモーナ 改訂新版 (ゆかいなヘンリーくん 4)

ト。原題:Beezus and Ramona

9歳の女の子ビーザスの悩みのたねは、妹のラモーナ。ラモーナはどうして、こんなにやんちゃでいたずらっこなのか。ビーザスはやりきれなく思うのですが…。 
ビーザスと妹 p5-54 
ビーザスの空想力 p55-93 
ラモーナとアバラー p94-125 
ラモーナとリンゴ事件 p126-155 
クインビー家でのパーティー p156-197 
ビーザスのお誕生日 p198-244 

ヘンリーくんシリーズのいじらしさは毎度胸に迫る。今回はとんでもな妹(りんごをひと口ずつかじったり、おかずのいもにジャムをまぜてたべたりする)のラモーナに翻弄されるお姉ちゃんのビーザスに焦点があたっていて、この、ほんとうにふつうの女の子の描き方がとってもいい。セイちゃんとふたりでヘンリーくんシリーズを読破したい。セイちゃんはズッコケ三人組のほうがたのしいようだけど。