まみ めも

つむじまがりといわれます

ビーザスといたずらラモーナ

遊歩道のきわにある蝋梅が鼻先をくすぐるようににおって、すこしずつ春の気分が町に漂いだす。夕暮れが遅くなり、仕事のあとで帰り道の夕陽があかるい。あたらしい仕事が舞い込み、調べものに明け暮れる。駅前のスーパーで菓子パンが安くなっていて、金時豆のパンを五つも買い込んでしまった。菓子パンを買うときには穂村弘がおりてくる。だめ加減に甘くなる。いつのまにか春のパン祭りが始まっていて、もう春なのかもしれない。今夜は節分なのでキンパを巻く。

ト。

ピーザスの悩みは、妹のラモーナだ。4歳なのに、次から次へといたずらをして姉を困らせる。図書館から本を借りると、どのページにも自分の名前を書く。友だちのキャンデーはなめる。やんちゃで聞き分けのない妹。

ぶっとびなラモーナに翻弄されるビーザスのふつうっぷりがとにかくいじらしい。ビーザスを主人公にしたところがとてもいい。