まみ めも

つむじまがりといわれます

青豆とうふ

週明けから日帰りで三日間桜木町に通っている。ここのところ出勤は週に二回、始発二本目のちょっぱや出をしていたので、のぼりの満員電車にぎゅうぎゅうに詰められて、電車を降りるときには塩もみされてしぼられたきゅうりみたいにくたくたになった。

週末の暑さで、あじさいが茶色くちりちりしている。この夏一番はやい朝がすぎて、ここからはどんどん後戻りできない感じで夏になる。庭のさるすべりの木がなくなって、咲かないことがわかっているのが物足りない。

ト。

描下ろしイラスト満載のしりとりエッセイ! ショーン・コネリーのハゲ頭から美空ひばりまで、人気イラストレーター二人が互いの文章にカラーイラストをつけて話を続けていく楽しい一冊。『小説現代』連載をまとめる。

好きなふたりが数珠つなぎで綴る。和田誠の描く似顔絵はすごく似ているし、安西水丸の描く似顔絵はキャプションつきでずるいような気がしながらその人にしか見えなくなってくる。ワダさんが、水丸さんのようなエロティックな短編がかけないのは経験不足だからなのかなんて言っているけど、エッセイは読んでいるうちにどっちの回かわからなくなる。犬が出てきたら水丸さん、妻が出てきたらワダさん。ふたりともマオカラーは着ない。青豆とうふのタイトルは村上春樹の思いつき。