まみ めも

つむじまがりといわれます

心の鏡

心の鏡―ダニエル・キイス傑作集
小松のブックオフで¥105だったダニエルキイスの傑作集。ウーン、これなら紀香魂のほうがよかったかもしれない。そういえば、こっちに戻ってから北浦和ブックオフにいったら、エミネムも紀香も叶恭子サンも¥105棚からいなくなっていた。かわりにカズとラモスが仲間入り。おもわずキングカズの本を買ってしまった。タイトルは「おはぎ」。表紙ではカズがいつものマフィアスタイルに身を包み「おはぎ」と書いたのぼりを持っている。どういう内容だかさっぱり想像がつかない。一冊まるまるおはぎについてだったらどうしよう。どうしようっていいながら、それはそれでたのしいに違いないが。
週末は家のそばの公園でお花見をやった。ブランコと滑り台があるだけの30坪ほどの簡単な公園で、敷地の形から勝手に三角公園と呼んでいる。筈氏は、ふだん、駅からの帰り道に三角公園にさしかかると、

とたった一文字のメールを寄越す。そのメールを受け取ると、わたしは、筈氏が家まで歩いてくるタイミングを見計らって玄関の鍵をあけて待ち伏せる。たまに、途中のコンビニに道草していることがあって、なかなか帰ってこないでじりじりさせられる。さてはおぬしマンガ娯楽を立ち読みしてきただろう、と詰問すると、ナナなんで、と、うろたえるので図星と知れる。「酒のほそ道」「大食い甲子園」がお気に入りらしい。マンガ娯楽がハズレなら、Numberでサッカーの特集でもやっているのに決まっている。ともかく、日曜日はその三角公園の、斜めに傾いだ小さなぼろいベンチに陣取っておにぎりとから揚げとポテトを頬張った。ベビーカーの息子にはパンの耳を握らせた。千切っては投げて遊ぶものだから半分も口に入らない。もうすぐ一歳になるというのに、離乳食をたべないでおっぱいばかり飲んでいる。このごろ息子は指をさすことを覚えたばかりなので、あちこち指をさしてはうれしそうに身をのり出していた。三角公園の狭い敷地に覆いかぶさるように桜が咲いて、曇り空だったけれども、気分がよかった。