まみ めも

つむじまがりといわれます

第三の男

第三の男 [DVD] FRT-005
予定日を過ぎたが気配があるやらないやらよくわからないでいる。歩いたほうがお腹によかろうと考えて、きのうは一時間そこらを歩きまわる。家の裏は田んぼがひろがって、その中を桜並木の遊歩道が続いている。どこまであるだろうと端まで歩いて帰ってきたらちょうど一時間が過ぎていた。晴れているが風が強いのですこし肌寒い。行きしなに自販機であったかいココアを買ったが、立ち止まると冷えそうなのでどうしようかと思ううちにぬるんでしまい、そのまま持ち帰った。強い風で吹きさらしの桜の花はまるのまま吹きとばされる。飛行機雲がまっすぐに空を分断してはそばからかき消されていく。桜のわきではショベルカーや耕耘機が働いている。たんぼは水が入ってしろかきが始まった。

アメリカ人ホリーは親友ハリーに会いにウィーンを訪れ、間もなく親友の死を知る。しかし、親友の死体を運んだという3人の男のうち、2人はわかったがどうしてもあと1人がはっきりしない。親友の死に不審を抱いた彼は...。

前半は謎解きだけれど後半は人間模様に比重がうつっていく。女、男が悪人でありだまされていることを知ってもなお愛を捨てきれないのが、男に溺れている立場でありながら毅然としてうつくしいのがよかった。
飲みそこねたココアを、今朝はコーヒーに足してあたためなおして飲むつもりでいたが、明け方に破水して病院にきたのでおあずけをくらった。付き添いの母もいったん帰宅。毒気のない本でも読みながら陣痛をやり過ごす。われながら呑気なもんだとおもう。