まみ めも

つむじまがりといわれます

散歩道から

金曜に熱のさがったセイちゃんだったが、やたら機嫌がわるいと思っていたら、週末になって体幹部から脚へと発疹がひろがり、どうやら突発性発疹だったらしい。ちょうど九州場所のあいだに休むことになったので、相撲をたくさん見られたのは、よかった。セイちゃんが、きせのさと、がんばれー、きせのさと、がんばれー、とテレビの前で声援をおくっていた稀勢の里が、横綱ふたりを立て続けで破ったときは、ちょっと盛り上がった。セイちゃんも、ヤッター!とよろこんだ。フクちゃんも興奮してしこを踏んだり、塩を撒いたりする。
会社の昼休みは、ジップロックのタッパーに持参のお昼をさっさと済ましてコーヒーを飲みながら本を読んでいるのだが、こないだ相撲の話題がきこえてきたのでがぶり寄りで話題に横入りしたら、ひょんな伝で武双山の印の押された来年のカレンダーをもらってしまった。半裸の屈強な男たちをほくほくでお持ち帰り。家に帰って包みをひらき、セイちゃんとおすもうさんの名前をあてっこして遊んだ。

散歩道から

散歩道から

図書館の本棚から借りてきた本。庄野潤三のシリーズは、順番もなにもばらばらに読むので、でてくる人びとの情報もなにも、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、先になったり後になったり、雀の足跡みたいに脈絡なくなっているが、それがちっとも問題ないぐらい、日常すぎる日常がすぎていく。庄野潤三が引用している、チャールズ・ラムの「私は生れつき、新規なことには臆病なのである」という言葉に、ものすごく共感。わたしも、図書館とイオンと公園とサザエさんで消化されていく休日をこよなく愛しているので、庄野潤三タイプだな。