土曜の午後に妹がきてひと晩泊まっていった。夜はご馳走を用意する。玉ねぎとツナのポテトサラダだけは前日に作っておき、ピーマンとじゃがいもと玉ねぎとサラミのスパニッシュオムレツ、実家から送ってきた立派な椎茸があったので肉詰めにして(椎茸が苦手なこどもたちには肉詰めにしないでたねに椎茸のはいったハンバーグにした)、ラザニア、スティックサラダ(キャベツ、大根、人参、きゅうりを味噌マヨネーズにつけて食べる)を用意した。ぶどうジュースとビールと酎ハイで乾杯。ふだん晩酌をしないので、九時にはねむったくなってしまい、こどもを宿六にまかせて二階にあがらせてもらってひと眠り。十二時前に起きだしてまた少しお酒を飲んで、二時ごろ布団に入った。
翌朝は八時に炊飯器をセットしておいて、炊きたてのごはんでおむすびを作った。昆布やおかかの入った母のふりかけと、友達がくれた梅干し、ふりかけ(のりたまとカレー味)、全部で15個になった。あとはタッパーに皮ごと食べられる種なしのぶどうを詰めて、ファミリーマートでから揚げとコロッケとお茶を買っていく。公園でどんぐり拾いやサッカー遊びをして、十二時の音楽噴水にあわせて特等席にシートを広げてお弁当にした。おむすびは12個半なくなった。ぶどうは完売。それからすべり台や砂遊びをしてから帰宅。武田百合子の花見弁当、「お弁当箱に御飯をつめ、卵焼ととりのから揚げを作り、」「松屋で、四種類の精進揚げと魚フライと缶ビールを買い足す」この手軽さに憧れていたけれど、うちも簡便さの点ではなかなか。
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1996/09/20
- メディア: 単行本
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