インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》

インフル禍は尾ひれが長く、はじめの発熱から一週間がすぎた今でも咳がしつっこく残っている。餃子をたべたあとのげっぷみたいにいつまでも存在感を主張してくる。餃子のあとのげっぷは、ちょっとうれしかったりもするけれど（まわりにいる人はありがたくないと思うが）、咳はじぶんも周りも一向にありがたくないのだから、本当に厄介もんだ。そんなわけで、龍角散とマスクがお友達になってしまった。夜、ふいに発作のように咳がとまらなくなるのが苦しい。ねむりが中断されるのもいまいましい。ぐーぐー寝たいし、すっきりした喉でビールをごくごく飲みたい。一度だけ、熱がおさまって元気がでてきたので、宿六のグリーンラベルをコップに分けてもらって飲んだが、おいしくなくって一杯でよした。紅茶と番茶ばっかり飲んでいる。コーヒーだって飲みたい。コーヒーに関しては、コーヒーが好きなのか、コーヒーを飲んでいる自分が好きなのか、ちょっとよくわからないが、どっちにしたってコーヒーを飲みたい気持ちは変わらない。あつあつのコーヒーを啜りたい。

インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》 [DVD]

図書館で借りてきた「恋はハッケヨイ！」というのを見ていたら、なんだか的外れなスピリチュアル具合にくたびれてしまい中断、宿六が気楽なものをといってTSUTAYAで借りてきたインディ・ジョーンズをみる。洞窟で骸骨が飛び出たり、蛇がうようよしたり、吹き矢がとんできたり、お定まりの展開に安心しきってスナック食べつつだべりながら見るのがたのしい。ハリソン・フォードの表情がちょっと困った柴犬の仔犬みたい。この隙のあるダメな感じが、セクシーといわれてんだろうな。ダメなところのない男はダメだと思う。