まみ めも

つむじまがりといわれます

インファナル・アフェア

スーパーの店先にとりどりの花が咲きならんで、前を通るときに、セイちゃんはなにいろのお花がすき?ときくと、ウーン、むらさき!とこたえたので、お店のおばさんが、あははと笑って、おとなだねえと言った。むらさきの次は、あおむらさきが好きで、あじさいの色だからサ、とセイちゃん。曽我部恵一の娘が、あじさい、あつまって咲いてる、とつぶやくような歌があったっけ、あの娘、もういくつになるんだろう。あじさいは、遊歩道にたくさん植わっていて、去年のまんま枝先でドライフラワーになってるけど、気がついたときにはもりもり葉を出しているので油断できない。木瓜の花も、一挙に花が咲いて、冗談のような、それに毎年びっくりさせられるので、今年こそはびっくりしないぞと思って、遊歩道のわきのやつを、気をつけて見ていたら、遊歩道の角のミモザがいつのまにか満開になっていて、してやられた感。近いうちにミモザサラダをつくろう。

インファナル・アフェア [DVD]

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無間地獄と冒頭にあったのでしらべてみたが、スケールがでかい地獄で、地獄に到達するまでに二千万年自由落下で落ち続け、舌に百本釘をうたれ、339京うん年あまりにわたってさんざんに責め苦を味わうらしい。その辛さはほかの地獄が夢のような幸福に感じられるほどらしいのだが、無間地獄におちる業のなかに飲酒とあるので、どうやらわたしはまちがいなくここにおとされるらしい。おそろしすぎるので酒を飲んで知らんぷりをしようと思う。
映画は、潜入捜査の刑事と警察にもぐりこんだマフィアの手先が、お互いを探り合いながら展開するストーリー。マフィアのボスが小堺さんにしかみえなくなってしまい、そのギャップが受け入れられなくて、マフィアのボスが凄めば凄むほどおかしかった。主人公は西島秀俊似のアンニュイな痩せマッチョ。さいご、主人公ふたりの対峙に割って入った潜りの警察官の顛末が、太陽にほえろ渡辺徹に既視感で、渡辺徹は肉がぷるぷるしていたことを思い出してしまって、いけない。