スーパーの店先にとりどりの花が咲きならんで、前を通るときに、セイちゃんはなにいろのお花がすき?ときくと、ウーン、むらさき!とこたえたので、お店のおばさんが、あははと笑って、おとなだねえと言った。むらさきの次は、あおむらさきが好きで、あじさいの色だからサ、とセイちゃん。曽我部恵一の娘が、あじさい、あつまって咲いてる、とつぶやくような歌があったっけ、あの娘、もういくつになるんだろう。あじさいは、遊歩道にたくさん植わっていて、去年のまんま枝先でドライフラワーになってるけど、気がついたときにはもりもり葉を出しているので油断できない。木瓜の花も、一挙に花が咲いて、冗談のような、それに毎年びっくりさせられるので、今年こそはびっくりしないぞと思って、遊歩道のわきのやつを、気をつけて見ていたら、遊歩道の角のミモザがいつのまにか満開になっていて、してやられた感。近いうちにミモザサラダをつくろう。
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映画は、潜入捜査の刑事と警察にもぐりこんだマフィアの手先が、お互いを探り合いながら展開するストーリー。マフィアのボスが小堺さんにしかみえなくなってしまい、そのギャップが受け入れられなくて、マフィアのボスが凄めば凄むほどおかしかった。主人公は西島秀俊似のアンニュイな痩せマッチョ。さいご、主人公ふたりの対峙に割って入った潜りの警察官の顛末が、太陽にほえろの渡辺徹に既視感で、渡辺徹は肉がぷるぷるしていたことを思い出してしまって、いけない。