まみ めも

つむじまがりといわれます

ボーン・アイデンティティー

先週のやべっちFCを録画でみていたら、コートジボワール戦敗退後ギリシャ戦前で、ヒートアップした名波さんが思わず「俺」と言っていた。すごく気持ちのこもった一人称だったと思うので、覚えておきたい。
ゴールデンウィーク前に種を植えたかぼちゃが、ぐんぐん育っている。ほとんどすべての種から発芽したのではないかと思うが、間引きしてみっつ株を残してある。それが、植え込みからはみ出して通路を横切り隣家との境の塀をよじのぼりその天辺まで達している。花はいくつも咲くがどんどん落ちてしまうのを訝しがっていたら、こないだお父さんが調べてくれて、落ちているのは雄花で、雌花は花の付け根に膨らみがあるらしい。同じ株のなかに雄花も雌花も咲くらしいので、これから咲くかもしれないし、咲かないかもしれない。こうやってかぼちゃひとつ育てるのにも新しく知ることがたくさんあって、たわいないことだけれど、すごくたのしい。死ぬまでに、知らないことをたくさん知りたい。一方で、似たような毎日をらせんのように過ごしながら、いろんな素敵なことを知らないままで、手の届く世界だけで閉じて死ぬのもいいなあと思う。

図書館でなんとなく予約。アイデンティティのない男が、君以外に知り合いはいない、なんていってきたらほだされるのが筋だと思う。柴門ふみが、女は「君だけだ」と特別扱いされたらイチコロだと言っていたが、そういうことだろう。