まみ めも

つむじまがりといわれます

破門

日曜の朝にクリスマスツリーを出した。二年前の冬、クリスマスの直前に特売になっていたやつ。去年は電飾を買って、今年は100円ショップでMerry Christmasと筆記体で記したプラスチックのお飾りを買ってきてつけた。セイちゃんが、これもかざろう、と、運動会のときにつけていたモールのきらきらした腕飾りや、 去年保育園から持ち帰ってきたサンタクロースの折り紙も飾った。電飾がピカピカすると、なんとなく景気の良いような気分になってくる。ボーナスも出たので、お昼は近くの回転すしに行った。ひと皿100円のおすしを、4人で30皿食べて、それでもロイヤルホストでお昼をするより安かった。貧乏が身についていて、贅沢といってもスケールが小さくて我ながらおかしい。セイちゃんもフクちゃんも、おすしがよほどうれしくて、夜のお風呂で、まぐろが好きだからまぐろちゃんだね、なっとうがおいしかったからなっとうくんてよんでね、なんてよくわからないことを言っていた。

破門 (単行本)

破門 (単行本)

夏に鎌倉の山の家から持ち帰ってきたなかの一冊。直木賞受賞作で、例によって新聞の切抜き記事が何枚か挟まっている。大阪のヤクザの暴れもんが破門されるまでの騒動を描いた話で、ぶ厚いけれどぐいぐい読んだ。直木賞だとか芥川賞だとか、読んだあとでふーんとしらけてしまうことが多いけれど、これはエンターテイメントに徹していてなかなかよかった。