まみ めも

つむじまがりといわれます

007は二度死ぬ

日曜の朝は6時に起きて、朝ごはんを用意してから慌ただしく身支度して家を出た。時間がなくてコーヒーをマグカップに半分のこした。休日ダイヤでいつも乗る電車がない。ひと気の少ない乗換え駅のホームで、朝の寒さにからだを縮こめながら選挙公報をひろげて目を通す。会社でひと仕事してから、北浦和に戻り、市役所で家族と落ち合い、投票をすませた。投票するときは、いつも切実と呼びたいような気持ちがこみ上げるが、だいたいその夜の速報をみると、世の中という単語から自分がはじかれていることを知ることになる。今回もご多分にもれずというところだった。

007 You Only Live Twice
007で検索して図書館で予約。舞台はニッポン、丹波哲郎ショーン・コネリー演じるジェームス・ボンドの案内役で、海外からみた当時の日本の異様さが際立った映画になっているのがおもしろい。お相撲さんがでてきたので満足した。このごろ、夜はこどもたちと一緒にウトウトしてしまい、あとから目が覚めてもぬくい布団から抜け出せずにそのまま朝になってしまう。おかげで借りてきたDVDもなかなか見られないでいる。録画もたまっていくばかり。
タイトルはイアン・フレミングが来日したときに松尾芭蕉にちなんで詠んだ俳句に由来するらしい。
You only live twice;
Once when you’re born,
And once when you look death in the face.
007は三度生まれて三度死ぬことになるのか、もしかしたらもっとたくさん死んで、死んだ回数より多く生きているかもしれない。