まみ めも

つむじまがりといわれます

深夜食堂の勝手口

月曜は3ヶ月に一度の通院だった。休みをとったので、朝はいつもより30分寝坊して、こどもたちを保育園に送り、宿六と駅で別れ、キオスクでスポーツ新聞を買ってから駅前のミスタードーナツにはいり、大相撲千秋楽の記事を隅から隅まで読む。そのあとは町田康。迂闊にも泣いた。病院まで時間があるので、乗り換え駅まで出てぶらついたあとでまた最寄り駅に戻り、フィッシュバーガーとウーロン茶でお昼。病院の受付と採血をしてからブックオフを巡回。
有馬頼義ほか
頭のうちどころが悪かった熊の話 安東みきえ
食卓は笑う 開高健
101個目のレモン 俵万智
それなりに生きている 群ようこ
導かれて旅 横尾忠則
失踪日記 吾妻ひでお
吾妻ひでおだけ200円、ほかは108円。開高健横尾忠則は、108円の棚にあるとつい買ってしまう。病院にとって返し、診察。血液検査の結果、貧血気味ではあるがホルモン値は安定している由、薬の処方を倍量にしてもらい、次の診察は半年後の9月。

深夜食堂の勝手口 (ビッグコミックススペシャル)

深夜食堂の勝手口 (ビッグコミックススペシャル)

このところ胸やけでろくに食べられないので、行き場をなくした食い意地が空回りして食べ物の本ばかり借りてしまう。というわけで「深夜食堂の勝手口」を図書館で予約。深夜食堂でとりあげたメニューを再現しつつ堀井憲一郎がコラムを書いている。「身近で小さい食べものを、身に沁みるように描けるところが安倍漫画の魅力である」というように、出どころのわからないノスタルジーを刺激され、実家では食べたこともないはずの真っ赤なたこさんウインナーや魚肉ソーセージ、バターライスが無性に懐かしい。そういえば、向田邦子は春は勝手口からやってくると言ってたっけ。うちの勝手口は封鎖されているけれど、盛りのついた猫の鳴き声が春を知らせてくれる。