まみ めも

つむじまがりといわれます

妾宅・本宅

桜の花びらが絨毯になった上に雪が降った。花が咲くようになってからはサニーデイサービスばかりきいていたけれど、ここぞとばかりにiPhoneシガーロスをききながら通勤。会社の最寄り駅から歩いていくときに、なにかの曲のイントロになって、そこに日本語らしきこどもの声がまじってきこえてきて、へえ、いままで気づかなかったな、と思ったら、向こうから歩いてくる子が話している声がイヤフォンの隙間からきこえているのだった。シガーロスの音楽は、まわりの音を取り込んで静けさに帰してしまうような浄化作用がある。

図書館の寄贈本の棚にあったのを頂戴してきた。ジョゼ虎、夜あけのさよならに続く田辺聖子。新聞の投書欄に寄せられた人生相談の手紙(全部ボツ)という内容の連作。筒井康隆めいたナンセンスドタバタものだった。