そうかもしれない

保育園が一日になって、少しホッとする。8時半にお迎えのバスがきて、帰りは4時半。セイちゃんのごはんを詰めたお弁当は毎日からっぽで、ふたりとも見事にどろんこになった服をもって帰ってくる。たのしくやっているようでなにより。昼間はどこかへ出かけようかとも思いながら、車の運転もできないし、徒歩圏内にチェーンのコーヒーショップもないので、なんとなく億劫で居間のソファで本をだらだらと読みながらコーヒーを啜っている。結局これが一番たのしいような気がする。ひきこもり万歳。きょうは暇だからとレモンケーキを焼いてみたけれど、ものぐさ根性で簡単なレシピを選んだら30分程度の暇しかつぶせなかった。

そうかもしれない [DVD]

実家でプレミアムシネマを録画、夜、ひとりでそっと再生。機械の使いかたがわからなくて難儀する。私小説作家の年老いた夫と妻のひっそりしたふたり暮らしの中で、妻がアルツハイマーを発症、夫もがんに侵される。埃が積もってゆくように気が付いたときにはうっすらと色の変わってしまう暮らしを淡々と描いている。妻役の雪村いづみの演技がすごい。