まみ めも

つむじまがりといわれます

マトリックス

やっと形になったと思った仕事のひとつが迷走しだしてなんとなく落ちつかない一週間だった。年末年始のパーティーシーズンに向けて、パーティーの予定はひとつもないけれど、フーちゃんのおっぱいをやめようかと思ったりもしたけれど、セイちゃんとフクちゃんがまだあかちゃんなのにかわいそう、というので、ずるずるやめられない、おっぱいを吸っているフーちゃんのかわいさよ。ここしばらくは甘えん坊とわがままが倍増、おっぱいを飲みたいときには定位置のクッションをぽんぽんと叩いて、ここでおっぱいをくれろと催促をする。夜もおっぱいをすぐに欲しがって、ほとんど離れていられないで抱えたまま眠る。布団をすぐにはいでしまうので肩口が寒くて目が覚め、何度もかけ直す。腕がしびれてびりびりする。

ト。宿氏が予約。

「バウンド」で監督デビューを果たしたウォシャウスキー・ブラザースによる新感覚のSFXで彩られた重厚かつスタイリッシュなアクション巨編。ニューヨークの会社でしがないコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソンには、裏世界の凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。ある日、“ネオ”はディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれるまま、謎の美女トリニティと出会う。そして彼女の手引きによってある人物と接見することになった……。

1999年公開、そのころ、友達に「やっぱ話題作って見とくもんやぞ」といわれたのを思い出す。さすが話題作だけあって、いくつかのシーンは記憶に練りこまれているのだった。キアヌ・リーヴスが、いま、一緒に仕事をしているI君にしか見えない。I君は根暗で真面目でおっとりとしていて、独特なまのびしたテンポで話し、なにもすまなくないのにメールにはすみませんのひと言が必ず添えてあるのだった。やたら低姿勢なキアヌ・リーヴス。彼も仮想現実では救世主かもしれないし、ひょっとしたら現実世界の救世主であることも否めない。