まみ めも

つむじまがりといわれます

おばちゃんたちのいるところ

週末、フクちゃんの5歳のお祝い。土曜の夜はフクちゃんの好きなものを並べた食卓。ポテトフライを揚げて、冷凍のハンバーグを焼き、コーンスープ、たぬきときつねのごはん(甘く煮た油揚げと天かすをいれて、酢としょうゆと砂糖で味つけしたごはん)、マカロニサラダ。プレゼントはレアル・マドリードの白いユニフォーム。日曜は午後、フクちゃんのお友だちが集まってくれた。いつものチョコバナナケーキを作り、スペインオムレツを焼いてビールを冷やす。こどもたちはジュースで乾杯。お菓子をたくさん並べて、昼からぐぴぐぴ飲んでわいわいやった。

おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

ト。

「わたしたち、もののけになりましょう」 追いつめられた現代人のもとへ、八百屋お七皿屋敷のお菊が一肌脱ぎにやってくる。愉快な連作短編集。『アンデル 小さな文芸誌』連載を加筆修正し単行本化。
みがきをかける p5-30
牡丹柄の灯籠 p31-50
ひなちゃん p51-66
悋気しい p67-81
おばちゃんたちのいるところ p83-95
愛してた p97-106
クズハの一生 p107-121
彼女ができること p123-130
燃えているのは心 p131-143
私のスーパーパワー p145-151
最後のお迎え p153-164
チーム・更科 p165-173
休戦日 p175-183
楽しそう p185-195
エノキの一生 p197-204 
菊枝の青春 p205-220 
下りない p221-231

「みがきをかける」ぞわぞわするおもしろさ。女の人に毛が生える類の話がどうしてなのかものすごく好きで、川上未映子が髪に異様なコンプレックスを抱いているエピソードも何度でも読みたい。「おばちゃん」は一人称も二人称もわりと気に入っていて、だんだん板についてきた感がある。おばちゃんであることの心地よさは、ひょっとすると性からの解放によるのかもしれず、しかし性といえばおばちゃんよりもおっちゃんのほうが気持ちとしては近い。