まみ めも

つむじまがりといわれます

おやじ弁当

水曜に帰宅し、米を研ぎ、圧力鍋を火にかけ、玉ねぎを刻んでカレーを煮、洗濯物を取り込んだところで電話がなり、セイちゃんが腕を脱臼したようなので整形外科に行っているという。お迎えに来てくれたいうので、鍋をどうするか思案しながら支度をしていたら、脱臼だけではなく骨が折れておるので救急車を呼び、受け入れてくれる病院を探す、決まったらそっちへきてくれというので、その間にごはんが炊けてカレーも煮えたのでフーちゃんに食べさせ、タクシーを呼ぶ。フクちゃんとフーちゃんを連れてタクシーに乗り込み、病院の夜間受付から入っていくと、腕を固定されたセイちゃんがベッドに寝ており、こちらを見て、おかあちゃーんとポロリと泣いた。モンテジア骨折といって、尺骨が折れて橈骨が脱臼し、さらに折れた骨が少し外に出てしまったらしく、そのまま入院、翌日手術になった。フーちゃんとフクちゃんを連れて帰り、慌ただしく冷めたカレーを食べさせ、シャワーを浴びて寝かせた。次の日は休みをとり手術の付き添い。ほとんどなすことなく、ぺらぺらとベッドのわきや待合室でカフカを読む。カフカの本は上すべりばかりしてこんな手持ち無沙汰にはちょうどいい。午後の手術は一時間あまりで無事に終わった。気持ちが落ち着かず待合室をウロウロしてしまい、手術を待つおかあさんという役を演じているような自分に笑ってしまいそうになるけれど、他にどうしようもない。手術は予定通り終わり、金曜に退院してきた。

おやじ弁当

おやじ弁当

ブ。200円。

猫なんかよんでもこない。』の杉作の新境地!まったりダラダラ、たまにウルッ
ダメおやじと5歳児のマコトの、弁当と家族をめぐる絆の物語
元ジョッキーのおやじは引退後、無気力になってしまう。おやじの態度をみかねた母ちゃんは、妹と家を出て行ってしまった。ダメおやじとしっかりもののマコト、男ふたりの暮らしが始まった。人生の目的を見失った父親と、その息子の日常を通して、人生のおかしみや喜びをえがく人間賛歌。

実際に二児の父親でもある漫画家・杉作がえがく、不器用であたたかい、「おやじの背中」。

「にゃん組長」でファンになり、杉作の本が出ているとつい買ってしまう。ホロリとくる一歩手前ぐらいの絶妙なさじ加減で心のなかのやわらかいところを切なくする。