まみ めも

つむじまがりといわれます

茨木のり子の献立帖

インフルエンザが流行シーズン入りし、県内で注意報が出た。セイちゃんの学校でもちらほらといる様子。セイちゃんに、何人おやすみがいたのかきいてもはっきりとした答えはないのやけれども、給食がどれだけ余ったかをきくとなんとなくわかる。おとといはパンが三個あまって、きのうはケーキが六個あまったというので、どうやらおやすみの子が増えているらしい。数えられないおかずのときにはこの手は使えない。どっちにしてもきのうで給食はおわって、今日からはお弁当なのだった。そしておやすみが何人かはやっぱり覚えていなかった。初日のお弁当は、たまご炒飯に麻婆豆腐をかけて、スタッフドエッグ、赤ウインナー、金時草のおひたし、さつまいもの甘煮。ジップロックに詰めた。

茨木のり子の献立帖 (コロナ・ブックス 207)

茨木のり子の献立帖 (コロナ・ブックス 207)

ト。

「倚りかからず」の詩人は料理上手だった-。ファイルに残された手書きレシピやスクラップ帳、日々欠かさず綴られた日記の記述などをもとに、茨木のり子の食卓を再現する。愛用の台所道具、食器なども収録。

茨木のり子の顔を知らなかったけれど、表紙の顔が藻々ちゃんに似ているのでうれしくなってしまった。褪せたノートの手書きの献立が日々のつましい生活をあらわしていて、もうここにはない暮らしがいとしい。