まみ めも

つむじまがりといわれます

うまいもの・まずいもの

今年の冬は7.7リットルの大容量でありながら軽い無水調理鍋を手に入れたのでこわいものなし、おでんを週二回のペースで煮込みつづけている。具材を足して煮込みというのを繰り返しているうちに得体の知れなくなるまでとことんくたくたに煮込まれたものが鍋底から引きずり出されてきたりする。おつかれさんと思いながらいただく。
花粉症で胃もたれがひどいときに昼にごはんを食べつけなくて、ヨーグルトを持参するようになった。きなこをたっぷり入れたタッパー容器に、自家培養の豆乳と牛乳でつくったヨーグルトとはちみつを加えておくと、昼にはきなこが水分を吸ってヨーグルトが濃ゆくなっている。まぜずにスプーンですくって食べる。

ト。

食べ物を語らせたらとまらない食通三巨頭による爆笑鼎談。「懐かしい味」から「怪しい料理」まで、それぞれの食べ物の思い出は、様々な色、匂い、形、咀嚼する音でいっぱい。そんな愉快な三重奏から、時代の様子や文化の不思議がみえてくるから面白い。中公文庫版特別付録として巻末に在留邦人作家による「世界のうまいもの・まずいもの」を掲載。

タイトルのまずいものという文句に惹かれてしまった。とにかく引き出しがたくさんあるので三者三様で好き放題に話しているのがおもしろい。奥本大三郎の引き出しの多さったらなくて、いつも思わぬところにぶっ飛ぶ発言をかましてくれる。