ヘンリーくんとビーザス

気がかりは気がかりのまま、なすすべなく家に戻る。無力。はくたか560号。駅でおにぎりとからあげ、越山で焼きまんの小、花見団子と上生菓子、すゞめで塩豆大福を買った。どんなときでも越山の甘味は品よくおいしく懐かしく、こみあげるものがある。実家の桜はついたときには満開でうちにいる四日の間に散ってしまった。雨にあられ、雷に強い風の吹く日が多く、桜にはしんどい春だったにちがいない。浦和の玄関先にはもう桜蘂が落ちている。週末の買出しをすませ、切り昆布とあぶらげの煮物、ラーパーツァイ、チキンカレーを作った。いっしんに台所に立つと悶々とした気持ちがすこしだけ薄まる。夜はきつねとたぬきのうどん。

ヘンリーくんとビーザス (ゆかいなヘンリーくん 3)

ト。

近所の友だちがかっこよく新品の自転車を乗りまわすのを見て、ヘンリーくんは自転車がほしくてたまらなくなりました。なんとかしてお金をためようと、なかよしのビーザスの協力をえて、知恵をしぼります。でも次つぎとおかしなことにまきこまれて…。ヘンリーくんは自転車を手に入れられるのでしょうか?
アバラーととなりの牛肉　p5-46　
ヘンリー、お金持ちになる　p47-95　
アバラーの珍訓練　p96-136　
アバラーの駐車違反　p137-168　
ビーザス、競売でせる　p169-195　
ヘンリーの特売自転車　p196-222　
ヘンリー、ドッグフードを食べる　p223-257　

セイちゃんと読んでいるヘンリーくんシリーズも五冊目。毎度いじらしい思いでいっぱいになる。ヘンリーくんもラモーナもビーザスも、毎度期待を裏切らずたのしませてくれる。