まみ めも

つむじまがりといわれます

アメリカ短編ベスト10

日曜は菜豆さん一家がやってきて、おそ昼の昼酒だった。前の日にウインナーとじゃがいもとチーズいりのケークサレを焼いておき、午前中のうちに辻仁成の玉子焼き、松浦弥太郎のポテトサラダ、枝豆を茹で、チーズとクラッカーとピータンを並べ、あとはお土産のシュウマイや水餃子でにぎやかな食卓だった。松浦弥太郎のポテトサラダは玉ねぎを酢であえておき、きゅうりとピーマンを塩もみし、ツナを入れ、マヨネーズと粒マスタードであっさりめに味つけする。生のピーマンがなかなかいい仕事をする。ポテトサラダは高さがいのちと思っていて、盛りつけるときには高さを出すようにしている。今回もなかなかいい高さに達した。昼すぎから宵の口までスパークリングワインとグリーンラベルとグランマニエでべろべろになり、こどもたちと一緒に寝て、真夜中に起きてコンタクトレンズをはずしお風呂にざぶんと入った。
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ト。

ヴァルデマー氏の病状の真相 エドガー・アラン・ポー
バートルビー ハーマン・メルヴィル
ウィリアムの結婚式 セアラ・オーン・ジュエット
ローマ熱 イーディス・ウォートン
火をおこす ジャック・ロンドン
あの夕陽 ウィリアム・フォークナー
何かの終わり アーネスト・ヘミングウェイ
殺し屋であるわが子よ バーナード・マラマッド
サニーのブルース ジェイムズ・ボールドウィン
シェフの家 レイモンド・カーヴァー
オレゴンの郵便局 リチャード・ブローティガン

ときどきアメリカ的なものを欲することがあり、今年のゴールデンウィークはそのタイミングだった。アメリカ的なものの正しいたのしみ方はいまだによくわからない、そのわからないことも含めてたのしんでいるけれども。どちらかというと他人の感性を借りて読んでいるところがあって、今回のナビゲーターの平石貴樹の暑苦しさ一歩手前の解説はとてもよかった。愛ゆえにベストテンといいながら11の短編が収録されている。