まみ めも

つむじまがりといわれます

もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた

日に日にまるくなって二重あごになり、沐浴のときに首のくびれからゴミが取れる。きのうは首すじを撫ぜるとするすると10センチをこえる糸くずが出てきた。思わず浴室の床に細長くのばして見つめてしまった。

留守番のとき、げんちゃんをベビーカーにのせてふーたんと最寄りのコンビニまでいき、チョコレートとクリームのドーナツを買って、ソファで頬張りながら録画しておいた最終回の「何食べ」をみる。久しぶりにはまったドラマだった。家にいる時間が長いのでテレビを見ることが増えた。いますごく気に入っているのは、ジャワカレーのコマーシャルで、反町隆史のカレーを食べたときの表情がすごくいい。反町隆史が琴線にふれる日が来るとは。甘長とステーキ肉でつくるジャワカレーはこの夏の宿題。

ト。

作家はなにゆえ猫を愛す? NHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」を書籍化。角田光代吉田修一養老孟司ら人気作家6人が“個性あふれる愛猫との日常”を語る。125点の写真、番組書き下ろし作品も収録。

角田光代とトト

任務十八年-小説-

吉田修一と金ちゃん銀ちゃん 

拝啓金ちゃん銀ちゃん-エッセイ-

村山由佳ともみじ

いつか、同じ場所-短篇-

柚月裕子とメルとピノ

振り返れば猫がいる-エッセイ-

保坂和志とシロちゃん

シロちゃん-エッセイ-

養老孟司とまる

まるのこと-エッセイ-

作家と猫が近く遠くうつっている写真、距離感がみえてきゅんとする。保坂和志の生活の猫っぷり、だけどけして触らせないシロちゃんとか、切ないようだけれどそれがふたりなのだ。角田光代の家のトトは「じっとり」した感じが写真でもわかっておかしい。写真の背景に本棚が入っていたりすると、なんの本があるのか目を凝らしてしまうのは相変わらず。これまで知らなかった作家の顔や洋服をみて、本棚の背表紙の字面に受ける印象とはずれているような、かといってもともとどんな人を想像していたのかはよくわからない。