まみ めも

つむじまがりといわれます

村上春樹全作品-1990〜2000 [2]-6 アンダーグラウンド

19日の日曜はふくちゃん八歳のお誕生日。夜は、リクエスト通りに、チャーハン、焼き鳥(ねぎま串)、コーンスープにポテトフライ。ぶどうジュースで乾杯。ケーキはお決まりのビスケットケーキにチョコクリームとバナナを挟んで、ココアパウダーとチョコスプレーをまぶした。ベランダ飯をしたいというので、全部ベランダに運び込んでワイワイやった。プレゼントはブレイブボード。八年前の夜更けに破水して、カーラジオでミスチルが流れて、お尻までうぶげの生えたあかちゃんだったことを思い出す。陣痛、とんでもなかったけどもうあの独特な重さに見舞われることもないのだと思うとすこしさみしい。あんなふうに必死になれるシーンがこの先あるだろうか。夜はそのままベランダにテントを出し、布団を運び込んで寝たらしい。明け方の雨がうるさかったといって起きてきた。

村上春樹全作品 1990~2000 第6巻 アンダーグラウンド

村上春樹全作品 1990~2000 第6巻 アンダーグラウンド

  • 作者:村上 春樹
  • 発売日: 2003/09/20
  • メディア: 単行本
 

ト。図書館の本を全部読み終えてしまった。

村上春樹全作品の第2期。第6巻は初のノンフィクション長篇作品「アンダーグラウンド」を収録。地下鉄サリン事件の被害者のインタビューをまとめた話題作。著者による書き下ろし解題付き。

週末、ひとりの時間をもらってロイホでお茶。苺のヨーグルトジャーマニーとドリンクバーでコーヒー、ココア、コーヒー、ココア。前回きたときには、アンダーグラウンドを読んでいた。今回はああ無情。アンダーグラウンド、インタビューでありながら村上春樹が散りばめられている。震災やサリン、3.11などいろいろなことがあって、サリンのことは「目じるしのない悪夢」と村上春樹はいっている。COVID-19は、日常が全体に彩度を下げるようなわかりにくい異様さで、あり得ないくらい空いているロイホで読む分厚い悪夢はここと地続きの世界だ。