まみ めも

つむじまがりといわれます

なんで僕に聞くんだろう。

忘れたころに一撃。小さな器に最後の一滴だったかもしれない。精神的にタフにできていてよかった。

知人の話をまた聞きしたなかに、病気の子にうどんを鍋から食べさせていたときに「椀によそわないの?」と注意したことくらいしか思い当たるフシがないというのがあり、それが決壊の最後の一滴だったんだろうというのは非常にいい例だと思う。今回の一滴はゲリラ豪雨並みで一気に決壊。IKEAのメールが何を察したのか「ときにはうまくいかないこともあるものです」と慰めてくれた。ときには?どちらかというとときにはうまくいくこともあるほうの人生です。

ト。


「クリエイターと読者をつなぐサイトcakesで、2019年にもっとも読まれた連載」「1000万人が読んだ人気連載」が待望の書籍化!「cakesで歴代ナンバー1のPVを獲得した記事」も収録。

「家庭のある人の子どもを産みたい」「親の期待とは違う道を歩きたい」「いじめを苦に死にたがる娘の力になりたい」「ガンになった父になんて声をかけたらいかわからない」「自殺したい」「虐待してしまう」「末期がんになった」「お金を使うことに罪悪感がある」「どうして勉強しないといけないの?」「風俗嬢に恋をした」「息子が不登校になった」「毒親に育てられた」「人から妬まれる」「売春がやめられない」「精神疾患がバレるのが怖い」「兄を殺した犯人を、できるならば殺してやりたい」……
なぜ彼らは、誰にも相談できない悩みを、余命数年の写真家に打ち明けるのか?
人生相談を通して「幡野さん」から届く言葉は、今を生きるすべての人に刺さる”いのちのメッセージ”だ。

やっぱりうまくいくことのほうが少ない世の中だと思う。