まみ めも

つむじまがりといわれます

図書館の外は嵐

げんちゃん、よく喋るようになった。おやすみが言えなくて「おちゅみー」となるのがかわいくて、家族みんなしておちゅみーでおやすみの挨拶をする。ごちそうさまでしたはおててーた、たべるはぱえる、だめはまめ。いつまでもこのままでいてほしいと思いそうになる。

おっぱいの飲みすぎで虫歯になり、歯が溶けてしまい、おっぱいはよしたものの、はなれがたいらしく、寝起きや寝入りばなはずっとおっぱいをまさぐっている。寝返りをうちながら乳首をつまみ続けるので、ひねりが入り、しぼんだおっぱいが小籠包みたいになっている。

ト。

登場人物が3人のミステリー、「おなみだぽいぽい」という絵本、百年前のディストピアSF…。穂村弘が、自身の心をとらえて離さない幅広いジャンルの本を丁寧に読み解く。『週刊文春』連載をまとめて単行本化。

目次 : 「わたしたち」と「ぼくら」/ 奇蹟の新作たち/ 異形の「生活の知恵」/ 最高の告白/ アイデンティティの謎/ 「いい感じ」の作家/ 不可思議の理由/ 「気絶人形」たちの歌/ ほんとうの夏休み/ 追い越された未来/ 鏡の中のなぞなぞ/ つげ義春の魔力/ 世界を更新する眼/ 蟻の街見たし/ 「二二んが四」を超えて/ アウトサイダーの輝き/ 多佳子と三鬼と清張/ メタの鍵を持つ作家/ 大島弓子の単行本未収録作品など/ 少女たちの声/ 誰かが誰かを捜す物語/ 「クラムボン」の仲間たち

ジャケ買いならぬタイトル借り。図書館で読書日記ときたら読まないわけにはいかない。