せいちゃんの学校があって弁当がいるというので、いつもより少しだけはやく起きる土曜日。ふたりで台所にならんで弁当のおかずを作る。せいちゃんが卵ふたつのたまご焼きをつくっている横で人参を型抜きし、赤ウインナーを蛸さんにし、ちくわの磯辺焼きの下ごしらえをし、順にたまご焼きが終わったフライパンにいれていく。おにぎりは梅とこんぶ。残ったおかずで小さなお弁当をふたつ、ふみちゃんとげんちゃんに作る。せいちゃんはすっかり思春期であらゆることにいらついているけれど、いらつきながらも弁当を作ったりする。今朝、家を出るときに、セイゾー13歳思春期真っ最中、見送ってほしい?ときいたら、見送ってほしいといった。
ト。
2LDKの攻防
指名はしません
コンビニの母
東京ドームの片隅で
甘納豆ラプソディー
書かされる立場
サムシングエルス
折れずにススメ
明らかに両手が塞がっているとき
時が流してくれないもの
イマジネーションの檻
押し売り無用
おもてなし料理のあと
魔法が解けたら
紙の塔を築く
サービスの落とし穴
誰がために貴方は進化しつづけるのか
ヒデちゃんの当たり棒
愛曽野椿子・四景
ハードボイルド作家に鼠は似合わない
世界一平凡な説教
羊たちの憂鬱
スモールトーク
支柱なき世界
日本語で話せます
さっさと忘れるしかないような一件
満場一致が多すぎる
エスカレーターに背を向けた男
破局の理由は…
あら、いつのまに?
絆について
最後の旅行
こっちの身
医療現場の溝
庇護者かく語りき
傘をさす男
電球を替えるのはあなた
「ワンちゃん」だけ、どこかで読んだ記憶があった。前の職場には、ワンちゃん、うさこ、と呼ぶ人がいて、しんどかったことを思い出す。