まみ めも

つむじまがりといわれます

ナミヤ雑貨店の奇蹟

夏のつかれがでたのか、順繰りに家人の胃腸の具合がよろしくなくなり、休みがちな九月の終わりだった。もともと予定していたおやすみがあって、ようやく看病のないひとり時間。文庫本をかばんにいれてコーヒー屋にでかける途中、自転車をこいでいたら、歩道のわきからどんぐりが落ちてきてはねた。こどもがスキップするみたいだなと、ちょっと気持ちがうきうきして、アイスのラテ(大)を飲みながら本をぺらぺら読んでいたら、本の中で女の子がスキップしていた。スキップのよく似合う女の子の話だった。そういえばスキップをしばらくしていない。

セイちゃんが学校で借りてきたのを又貸ししてくれた。

あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は…。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる! 全5編収録。『小説野性時代』掲載をまとめて単行本化。

最初の何ページかで既知感があったけれど、映画をテレビで見たのだと思う。断片的な印象があるけれどだれの顔も思い出せなくてキャストを調べてみてもぴんとこなかった。東野圭吾の本ははじめてだったなとあとから気がついた。