まみ めも

つむじまがりといわれます

映画の木洩れ日

日曜にげんちゃんの体がどんどんあつくなり、そのまま水曜まで高熱が続いた。なにがたべたい?ときくと、きつねうどん、あぶらげはいれないで、と一休さんのとんちのようなことを言ってくる。イナダシュンスケの概念の豚汁にならえばあぶらげを似た汁をうどんのおつゆに、ということになるのだけれど、素うどんで勘弁してもらった。熱はさがったけれど咳が残っている。ひさしぶりに外に出たら夕焼けの空が澄んでいた。

卜。

石川慶監督「蜜蜂と遠雷」のこと、カポーティと「ティファニーで朝食を」のこと…。川本三郎が、面白く見た映画について綴る。『キネマ旬報』連載「映画を見ればわかること」の書籍化第6弾。

このごろやたら寝てしまうのでなかなか映画をみる時間がなく、映画のかわりに川本三郎を。おふとんが心地よく、新米がぴかぴかのつやつやで、盛夏のおわったさみしさのまじったこの季節を思いきり味わっておきたい。