まみ めも

つむじまがりといわれます

戦後日本住宅伝説

月曜は三ヶ月に一度の通院の日でお休みをとった。診察は午後三時で、昼過ぎに採血にいけばよいので、午前をのんびりとすごす。こどもたちを保育園に送ってから駅前のミスタードーナツにいく。宿六にカフェオレとエンゼルフレンチをごちそうして、じぶんはホットコーヒーとチョコファッションをもらう。仕事に行く宿六を見送ってから葉書を一枚書いて、吉行淳之介をぺらぺら読む。コーヒーと、宿六の残していったカップにカフェオレ、一回ずつおかわりをもらった。それからブックオフにいき、本を物色。「行動学入門」三島由紀夫、「もの食う人びと」辺見庸、「紳士放浪記」吉行淳之介、「びんぼう草」群ようこ、「贅沢貧乏のマリア」群ようこ、「ぼくたちのポケット」眉村卓の六冊を各108円で購入。その足で図書館で本を返して「なぜかいい町 一泊旅行」池内紀を紀行本コーナーから持ち出し、予約してあった「破れた繭」開高健とDVD二枚(「顔」と「愛と哀しみの果て」)を受け取っていったん帰宅、荷物をおいてから病院にいき、受付と採血をすませてから一時間ばかり本を読み、診察は「こともなし」で太鼓判をもらう。薬局で三ヶ月ぶんの薬を受け取り、買い物をすませて家にとって返し、洗濯を取り込んで保育園のお迎えにいき、おやすみを閉じた。夕飯はピーマン炒飯と餃子。

夏休みのつぎの土曜に家族で埼玉県立近代美術館へいった。ロビーでは段ボール椅子のコンクールをやっていて、賑やか。いろんな家の、壁いっぱいの大きな写真だったり、模型を用意して工夫を凝らしてあって、見応えあり。もっとじっくりみたかったが、フクちゃんが水を欲しがり、ロビーのわきの給水器で飲ませたらおもしろがって、展示なんかよりも水に夢中になってしまった。三回通った。清家清「私の家」がよかった。壁一面の本棚にうっとりする。建築家の本棚はどんな具合かと写真を眺めたが、育児の百科なんかがあって、なんだかいい。カーテンの仕切りというのもいいし、壁のつたの葉もいい。なによりちいさな家というのに憧れる。自分の持ち物をとことん少なくしていって、最低限の持ち物でちいさな家で暮らせたら、いいなあ。常設展とワールドカップの写真展をみてから帰宅。お昼はおにぎりとファミリーマートのコロッケ。常設展の小村雪岱がよくて、午後、歯医者のついでに雪岱のコーナーだけをじっくりじっくり二度見した。絵葉書のセットを買った。