まみ めも

つむじまがりといわれます

家族ゲーム

水曜の午後は持病の通院。ひる過ぎにでかけ、受付と採血をすませてブックオフへいく。石坂浩二のサラダの本をみつけて、買おうか悩んで、買わなかったことをいまになって少し後悔している。1時間ほどぶらぶらして、なにも買わず、病院の売店でカフェラテといちごサンドでおやつをしてから待合室にいったら予約時間より早く呼ばれた。検査結果の数値がパソコンのモニターでだされ、甲状腺ホルモン値は安定しているらしかった。数値が異常値の赤字になっているのが見えてドキリとしたけれど、どうやらHDLで先生もなにも言わない。半年分のチラーヂンを処方してもらい、会計をすませ、隣の薬局で薬を受け取った。薬局のモニターで大相撲をやっていて、遠藤の取組が時間いっぱいになったところで呼ばれてしまい、薬をもらったあとにそそくさと見てみたけれど、負けていて、がっくり。チラーヂンは50μg/dayのまま。
セイちゃんの一人称が、今朝はボクチャンになっていた。

プレミアムシネマの録画。

息子の高校受験のためにと雇った風変わりな家庭教師がやって来たことで一家に巻き起こる騒動を描いた傑作ホーム・コメディ。「の・ようなもの」の森田芳光監督が、現代家庭の抱える問題をシュールなタッチでユーモラスに描く。横一列に並んでの食事シーンなど斬新な表現手法が話題を呼んだ。出来のいい兄とは反対に、問題児の中学3年の弟・沼田茂之。高校受験を控えて、家庭教師としてやって来たのは三流大学の7年生でなぜか植物図鑑を持ち歩く吉本勝という奇妙な男だった……。

家庭教師役の松田優作と父親役の伊丹十三に凄みがありすぎて、なにかことが起こる予感に満ち満ちて、違和感がそこここにありながらストーリーが展開し、ひずみが最後になだれてぱっくり口を開けて終わる。ごくふつうのおかあさんとして描かれている由紀さおりがなにもかもを穴のように受け止めて、そして最後はあくびですべて吸い込んで眠ってしまう。いいラストシーンだと思った。世界はおかあさんのあくびで閉じられた。