まみ めも

つむじまがりといわれます

おいしいおいしい

クリスマス・イブニングの夜は家族でパーティをした。庭のローズマリーを何本か切ってきて鶏のもも肉を野菜とオーブン焼きし、ガーリックライス、ポテトのフライ、コールスロー。こどもたちはぶどうジュース、ビールと、シードルを一本だけ。食後はキャラメルバナナのケーキにみんなできのこの山を飾って食べた。

おいしい おいしい (集英社文庫)

おいしい おいしい (集英社文庫)

ト。

「おいしいってどういうこと?」。90年代はじめの東京で、食べることが大好きな著者が毎日のごはんのことについて真剣に考えました。家の料理と外の食事、ひとりのごはんとみんなでごはん。うわさのレストランや老舗の和食、大好きな買物や旅先でのおみやげの話。残念ながら閉店してしまったお店もありますが、これが大橋さんちのおいしいごはん。おいしいイラストレシピも大充実。

いつかのブックオフ、108円。大橋歩は、脱力系イラストでほんわかな日常を描くのかと思いきやエッジのききかたが絶妙につぼを外してくる感じでいたたまれない。こんなに原価のたかそうなごはんをつくるのに(出たよ主婦の原価計算)、夫やこどもにおいしくないといわれているのとか、読んでいて申し訳ないような気持ちになってしまった。イラストレーションの惣菜までしなびて見えてせつない。