まみ めも

つむじまがりといわれます

2019-01-01から1年間の記事一覧

黄色いマンション黒い猫

今日は買い物ついでに公園ではや昼。木陰のベンチを見つけて、セブンイレブンのカスクートを炭酸水で流し込む。炭酸水がソッコーで汗に変換される。家に帰って、窓を開け放つと、窓から入ってくる風がモワッとする。アイスコーヒーに氷をたっぷり浮かべて、…

ああ、犬よ!

ちびっこ相撲があって、応援にかけつけたくてうずうずしたけれど、叶わず、おにぎりとウインナーや玉子焼きの簡単なおかず、駄菓子を持たせて送り出す。あっという間に負けて、だんまりで帰ってきた。 リトドリンを飲まなくなって、からだはだいぶましになり…

絶望書店 -夢をあきらめた9人が出会った物語-

ぽっかりあいた平日の昼間があったので、最寄りのロイホにでかけ、ロイホのテッパン、コスモドリアを頼む。ゆっくりゆっくり食べたあと、ドリンクバーのアイスティーを飲みながら、窓際のテーブルで本を読んでいたけれど、座っているうちにしんどくなり、え…

蜜蜂と遠雷

Kさんが、片づかない仕事をほっぽりだして、電車とバスを乗り継いでビジネスリュックをしょって会いにきてくれ、ふたりでおそ昼。おみやげに浅草神社の安産健育の真っ赤なお守りとペリカンのパンをもらう。こちらは、コーヒー入りのイタリアンコーラと水出し…

佐野洋子の動物ものがたり

休みに入った矢先に安静を言い渡され、それまで毎日通勤やあれやこれやで二万歩だったのが、千歩もいかないような10連休を過ごしたので、安静がとれても思うように動けない。そろりそろりと歩いていて局部がつんとするだけでびびってしまう。ふーたんが朝、…

私に付け足されるもの

母の日に花をもらった。濃い紅いろのガーベラが10本に、七草のどれかというのでなずなだろう。花屋を変えたらしく、いつもの店ではうつむき加減のガーベラがつんと上向きでエレガントな姿で花瓶におさまっている。ひとりのときに花びらや茎をそっとなでる。 …

超短編アンソロジー

連休明け、診察。念のためリトドリンをプラス一週間。安静は解かれ、無茶と遠出はいけないといわれたので、そろりそろりと動く。やることなくて、フランスパンをこねて焼いた。クリームチーズと病院帰りに寄った百円ローソンのやっすいハムをはさんで、グリ…

大人問題

連休中、動きまわれないので、地元の図書館で借りてきたDVDでこどもたちとラピュタを見た。バルス、と唱えたくなるような崖っぷち。父と母が病と介護ののっぴきならない状況で「死の棘」の淵に追い詰められていることに、自分自身のことにかまけてきづかなか…

もしもし、運命の人ですか。

庭、モッコウ薔薇とテッセンが咲いている。白山、ことしは雪がしろく残ったまま。水の張ったとなりの田んぼに木の枝を突っ込んで遊んでいたこどもたちをのぞき込むと、うねうねと泳ぐひるを釣っていた。ひるがなんなのか知らないでいる。血を吸われるぞと脅…

料理が苦痛だ

日曜は法事をみっつ一気にやることになり、あっちとこっちでお経をあげてもらい、親族でわやわやとお昼をした。こっちからあっちへ抜けるときに通る神社の境内のにおいが懐かしくて一挙にトリップし気が遠くなる。病床の父がウクレレで岡村孝子を歌う。リト…

料理で読むミステリー

やっと仕事が休みにはいり、雨の中、ふーたんの歯医者をすませてブックオフへいき、久しぶりにのんびりと物色をたのしんだ。 世界のサッカーエンブレム 斉藤健仁・野辺優子 大人問題 五味太郎 もしもし、運命の人ですか 穂村弘 世界ぐるっと朝食紀行 西川治 …

ボクたちはみんな大人になれなかった

こないだの日曜、ふくちゃんのお誕生日祝いをした。小学校がはじまってからうつむき加減のふくちゃんに、リクエストをきいて、とことんこたえる。ポテトサラダ、フライドポテト、コーン炒飯、日高屋の餃子。カロリー上等。お友達もよんで、KFCや焼き芋や海苔…

ドリトル先生と秘密の湖〈上〉〈下〉

あたたかくなってきたので、パジャマを半袖のTシャツにかえた。ZARAで買った、だぶだぶのシャーデーのTシャツ。ソファにもたれると、おなかのまるみに沿ってシャーデーの顔がいびつになる。おなかの中がうごめくと、シャーデーの顔が変わる。それをみてこ…

そばですよ -立ちそばの世界-

桜の花びらが落ちて、残った花のうすピンク、葉桜の緑、 桜蘂の紅いろが混ざりあってモザイクになって、ちょっと気持ちがほっとする。桜の季節特有の祝祭感がほんのすこしだけしんどい。ヘモグロビンは9.2まで落ちてしまい、尿は血が混じり、会陰部がちくち…

ドリトル先生月から帰る

ふくちゃんの入学式があって、その日はやすみ。つめたい雨が散りぎわの桜を濡らす日で、駅前まで出て、からだが冷えたので駅のコーヒー屋でふたりであったかいココアをすすり、シナモンロールを半分こにした。 はや昼でサッポロ一番を食べ、支度をし、やどと…

シネマ厨房の鍵貸します

先週は思い切って一日やすみをとり、春休みのサーヴィスデーをした。浅草へ出て花やしき。うらうらと暑いくらいの陽気で、スワンやメリーゴーランド、観覧車を何周もした。お昼は外に出て、こどもたちがショーウインドーの食品サンプルにつられた中華料理屋…

きまぐれ体験紀行

火曜の午後はせいちゃんと2時にイオンで待ち合わせをして、辞書を買いに行く。イオンの本屋はゲームコーナーの隣にあるというとんでもない立地でぴこぴこうるさくていらいらするのでかなわん。ドラえもんの辞書を選ぶ。それから、家に帰ってきのう作っておい…

ドリトル先生月へゆく

この四月、せいちゃんがついに学童をあぶれてしまったので、午前中だけ留守番をしてもらい、春休み中の今週は仕事を昼であがって合流している。初日のきのうはふたりでプリンを作り、一日おいたほうがおいしいというのでおやつはセブンイレブンで買った。わ…

あの人に会いに

ふくちゃんの卒園式があった。前の日の晩になってあわててブレザーやネクタイをひっぱり出してきて試着をさせた。ふくちゃん、ど緊張して卒園式の朝はげんきがなくごはんも半分しか食べなかった。髪の毛にワックスもつけてめかしこんだ。桜は六分咲き。ちょ…

ドリトル先生と月からの使い

先週からせいちゃんの弁当がはじまった。初日から寝過ごしててんやわんやしたけれども、このごろはつくりおきやら余りものやらで朝は詰めるだけの脱力営業弁当なのでたいして苦にはならんのだった。つくりおきは、シリコンカップで花型にした卵焼きのまんな…

読書という荒野

推しの三角公園の桜がほころんできた。 ちいさな敷地いっぱいに枝がひろがっている。木瓜の花も一気に咲いた。桜も木瓜もいいけれど、咲くぞ咲くぞと迫りくる春に少し気おくれしてしまい、気づいたら咲いている系のクリスマスローズやブルーベリーの花のさり…

魔術 -芥川龍之介幻想ミステリ傑作集-

水曜は持病の診察で、昼で仕事をあがり、街をぶらついて、暑いのでソフトクリームを舐めたあとで受付と採血をすませ、待ち時間をブックオフでやり過ごす。久しぶりのブックオフで、均一の棚のめぼしいところだけ物色してから病院にもどり、診察。ここでもお…

ウマし

週末ふーたんとお出かけをした。大宮まで電車に乗り、氷川参道をとおって大宮公園まで。途中氷川だんごでのりのだんごを買ってベンチで腹ごしらえ。紙で簡単にくるんではいっとふーたんに手渡してもらっただんごがじゅんわりあったかくやこい。児童スポーツ…

ドリトル先生のキャラバン

うつろうことになった上司が、あまりに見事な動揺をみせていてちょっとした見ものだった。朝から異動をにおわす呼び出しメールがあったと騒ぐので、そんだけ騒いだんだから面談おわってだんまりはなしですよなんて軽口を叩いていたものの、面談後はこの世の…

ドリトル先生の動物園

春先の朝、夜明けがはやく明るいのに、冷えこみだけはほうき星のように尾をひいて残っていて、手足の指さきだけがじんわりとかじかむ目覚めが好き。季節も人も組織もうつろうけれどもわたしは留まるらしい。なにか変わってほしかったようで、どこかほっとし…

本の本

週末はふくちゃんの卒園遠足があって、弁当は四人まえ。肉そぼろといり卵と人参の三色ごはん、ポテトサラダとブロッコリー、プチトマト。公園の中の小動物園をまわり、お弁当やおやつをひろげ、のんびりと午後まで過ごし、最後に児童スポーツランドでチープ…

おいしいものには理由がある

貧血いよいよきびしくなって、文献を読むと、いかにも典型的な症状を呈している。動悸息切れ、血色の悪さになおらない口角炎、氷がりがりやりたいのまで。こらあかんと、豆乳にミロを溶かし、ほうれん草とキヌアでサラダをこさえ、鉄入りのウエハースを買っ…

ドリトル先生のサーカス

からだず、ずんと重くなり、あらゆることがままならない。腰がくだけてからだがいまにも崩れそうな不安定さ。仕事もままならないことが重なって打つ手がなくなり時間を持て余している。いなくなる人が相次いですきま風が通るようなさみしさが季節に肌寒さに…

味覚の冒険

ひな祭りだったので、ほうれん草と卵と鮭で菱餅風の三色ずしをした。金曜の検診でヘモグロビン10.0 g/dlでぎりぎりのアネミー状態だったのでおかずに鰹のたたきを厚く切って食べた。食後のデザートは冷凍の種ぬきチェリーをパイ生地に流しこんで焼いたクラフ…

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

冬と春のあわいのような一日で、こんなふうにしめって、すこしだけ指先がかじかむような日にはシガーロスがききたくなる。音量はちいさめにして、音楽の向こうで、オナガがギーギー鳴いたり、駅のアナウンスがきこえたり、そんなふうに世界or自分が閉じてい…