まみ めも

つむじまがりといわれます

2016-01-01から1年間の記事一覧

歩く人

水曜、ゲリラ豪雨に降られた帰り道の京浜東北線で着信があって、フーちゃんが熱をだした知らせが入って、翌日は休み。次の日は熱もさがってきて、朝からお得意の「遠い目」をしてみせてくれる。両手を前に広げて突き出すのは、だっこしての合図。指をさして…

ザ・シークレット・サービス

日曜は「河童の森」でザリガニ釣り。土曜日のうちに、割り箸にビニール紐をくくりつけた竿を作っておいた。朝、水筒にほうじ茶をつめたのをもたせて、見送り、こちらはフーちゃんと買い物に出かけ、おんぶのままお昼のお好み焼きの支度をすませて、フーちゃ…

コンドル

月曜のお迎えで体が熱いといわれたフーちゃんがそのままお熱で火曜水曜とお休み。鍋にカレーを煮ると誰かが体調を崩すというのが実は3回目で、次にカレーを煮るときにどうするか、ちょっとだけ悩ましい、でも、カレーを避けては通れぬという気持ち。なんとな…

オデッサ・ファイル

一軒はさんだお隣のおじいさんは、遊歩道と車道の隙間の土地でいろんな野菜を丹精していて、いま時季は胡瓜に茄子にトマトが実っている。そのおじいさんから、義母が、4年ほど前に茗荷を分けてもらって、庭先に一本植えてあったのを、うんともすんとも花穂の…

カンバセーション

連休のなか日は夏祭りだった。すこしむし暑い日だったが、雨も降らず、よかった。セイちゃんとフクちゃんは田舎から送ってもらったはっぴを着て、はちまきをしめ、お神輿につないだ紐を引っ張って町内を練り歩いた。途中で休憩が入って、ジョア、ゼリー、ア…

アンソロジービール

土曜のひる前に義父が鎌倉からきてくれ、ロイヤルホストにお昼にでかけた。朝、フーちゃんの予防接種に急いででかけてパテたのか頭痛がして、いつものお定まりのコスモドリアを頼む気になれない。野菜のテリーヌとスープにし、フーちゃんの残りやサンドイッ…

ダーティーハリー3

宝富士が鼻血ブーで白鵬に黒星をつけたので久しぶりにスポーツ紙を買って、昼休みに会社のデスクですみずみまで目を通す。宝富士のインタビューで安美錦の近況が知れるとうれしい。 咳が続いてしんどそうなセイちゃんだったが、すこし大きな病院でレントゲン…

マンハッタン無宿

きのうの昼休みにサンドイッチを食べていたら、残りひと口というところで保育園からの呼び出しの電話が鳴り、午後はお休みをもらい、太陽の照りつけるなかを汗だくで保育園に向かう。フーちゃん、お腹がゆるく、咳き込んで戻したりしている。家ではもともと…

レモンケーキの独特なさびしさ

土曜はセイちゃんの予防接種で雨のなかタクシーを呼んでクリニックまででかけたけれども、熱があって受けられず診察してもらって帰ってきた。咳がなかなかおさまらないで、体もほっそりとし、すぐに疲れてしまうらしい。夕方、出張にきていたお父さんが東京…

七夕の朝、フクちゃんが「あたまとおみみがいたい」といって、37.5度だったので、食欲はあったけれども休ませてクリニックの予約をいれた。ひる前に自転車をこいでクリニックで診察してもらう。のどが少しあかいけれども薬も必要ないだろうというので、その…

ゆで卵の丸かじり

週末に家で書いた短冊を、週明け、園の笹にむすんだ。セイちゃんは黄色の短冊に「おとうちゃんとおかあちゃんのおてつだいができますように」「みんながおいしがるやさいおつくれますように。」のふたつ。やとくとよがところどころ鏡文字になっている。フク…

花様年華

月曜、帰りの時間を狙ったかのようにゲリラ豪雨に遭い、びかびかばりばりいう雨の中を歩いたらあっという間にずぶ濡れになった。最寄り駅の改札で宿氏と落ち合うことになっていたので、みどりの窓口のわきの短冊をひらひらめくって読んでいたら、おぼつかな…

ニャンコトリロジー

7月に入ったその日に初蝉を聴いた。あけて土曜はじわじわと暑さがつのって、この夏はじめてクーラーをいれた。庭の紫陽花をふたつ、ヤクルトからもらったちいさな瓶にいけておいたのが、セピアに枯れて食卓に残っている。フクちゃんが、おかあちゃんはすてき…

ヘンタイ美術館

セイちゃんが先週からずっと咳と37度前後の熱がつづいてしんどそうなので、月曜日はお休みをもらって近所のクリニックへ連れていった。自転車のうしろに乗せて、えっちらおっちらこいでいく。診察してもらい、肺の音もきれいだし喉も腫れてないというので咳…

散歩道から

金曜の朝、乗り換え駅の売店で崎陽軒のシウマイ弁当を買った。手に持ったときにじわっとあったかくて不意をつかれた。どっきりうれしい。行き先はいつもの会社。電車の中でひざの上にぬくもりのある弁当をのせたら、シウマイのにおいが漂ってきて、早くもお…

コーヒーと恋愛

地元のMちゃんから葉書が届く。世界から大事な色をひとつなくしてしまったような喪失感のなかにいるにちがいないのに、律儀に便りをくれる気丈さが本当にMちゃんらしくて、思わず泣いてしまった。こんなとき、定型の文章のありがたさと、それでも彼女の気持…

ダーティーハリー2

去年の春ぶりに会う友達が家まで来てくれることになり、金曜の夜のうちに鶏のミンチ肉に味噌やみりん、小麦粉、卵を混ぜ込んだ生地にレーズンをいれて、パウンド型にいれてオーブンで焼いておいた。土曜の朝、じゃがいもとベーコンとチーズをいれたスペイン…

おめかしの引力

12日の日曜日に、兄夫婦に男の子が生まれて、名前が決まったというしらせが金曜にあった。兄からほやほやの赤ちゃんと、それを抱いている写真。赤ちゃんの滑稽な表情ばかりを選んで送ってくるところに兄の気恥ずかしいうれしさがのぞいている。物心ついたと…

人生パンク道場

あたらしい暮らしにも少しずつ体がなじんできて、夜はときどき起きていられるようになった。通勤の駅のホームや電車の中、サンドイッチでお昼をすませたあとの休憩時間に本をぺらぺらと読めるのがなによりうれしい。週末のお昼にサンドイッチを作るつもりで…

ペーパー・ムーン

先週は本当にかなしいしらせが突然にあって、どうしてよいのかわからないのに、お腹がすいてもりもりごはんを食べ、眠くて眠くてしかたがなくて、とろとろと寝てしまい、仕事に行くのとごはんとお風呂で毎日を閉じていた。しんどい思いをしている友達のこと…

冬の華

先週は結局会社に出られなかった。週末にようやく熱がさがったと思ったら体に発疹がでて、やっぱり突発性発疹だった。週末のフーちゃんの機嫌はどん底だったが、V字回復で月曜の朝にはなんとか持ち直したのだった。先週は泣いてばかりだったのが嘘のように笑…

にゃんそろじー

火曜日、張り切って目覚ましより早く起きだしてゴミ出し、いつぶりかわからない化粧をし、紺とグレーと黒の出勤服に着替え、こどもたちを起こし、朝ごはんの支度をし、カフェオレをいれて、こどもたちの熱をはかったら、フーちゃんが38度あって、そのまま会…

ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね

あれよあれよといううちに、あしたから仕事なのだった。午前中はミスタードーナツでモーニングをし、デパートの催事場のバーゲンセールで赤と黒と紺の色違いの靴を3足買って、フレッシュネスバーガーのフィッシュバーガーでお昼をした。午後は買出しにでかけ…

エルマーのぼうけん

先週の木曜日はフクちゃんサービスデーでふたりでチンチン電車に乗りあらかわ遊園まででかけた。不安になるほど人気がなく、ほとんど貸切だった。フリーチケットを買って乗りまくる。いもむしのコースター、コーヒーカップ、観覧車、豆汽車、スカイサイクル…

アンソロジー お弁当。

線香のにおいがするデパートへ洋服を物色しにでかけた帰り、デパ地下をぶらついていたら東京會舘が出店していたのでマロンシャンテリーを買った。980円也。貴族の女がスカートをひろげたみたいな真っしろしろのケーキ。ホイップクリームの中にくだいたマロン…

こちらあみ子

一日にひとつずつ、用事をすませようと思って、とりあえずめがねを作った。視力はコンタクトレンズをして0.7ぎりぎりに設定してあるけれど、字幕が見づらく感じていたので、もう少しはっきり見えるように、コンタクトレンズのうえからかけられるめがねをひと…

『罪と罰』を読まない

九日にかがやき508号で浦和に帰ってきた。おかあさんが浦和の家までついてきてくれた。新幹線の中でホットコーヒーを一杯。帰り道にいつも使わない最寄り駅におりて、母の日のケーキをプレゼントしようとしたら、連休のあとで目当てのケーキ屋がお休み日にな…

ものがたりのお菓子箱

四日と五日は「山のおうち」へ出かけた。「山のおうち」の近くのマタギの夫婦がやっている料理屋で夕飯。山菜や猪の鍋をたべる。たけのこ、根元のところを大きくごろっと切ってまるまる煮てあるのが、ありえないやわらかさでおいしかった。今年はたけのこの…

スケッチブックの一人旅

三日はセイちゃん六歳の誕生日。朝、おめでとうを伝える。富山県立近代美術館へスターウォーズ展をみにでかける。常設展をみて、気に入った絵の絵はがきを三枚購入。 奥田元宋「山畑」 シャガール「山羊を抱く男」 ミロ「パイプを吸う男」 いずれも80円也。…

ド・レミの子守歌

雨の木曜日、タクシーを呼んで最寄り駅まで乗せてもらい、十時四十八分大宮発のかがやき509号に乗りこみ十二時五十二分金沢に到着。前の日につくっておいたおにぎりと唐揚げを新幹線のなかで食べた。お土産は大宮駅で買ったいも恋。金沢駅までおかあさんが迎…